ぶらり建築
小笠原資料館 -飯田市ー
天気も良さそうだし、どこかに行こうかと思い、
何となく妹島和世さん設計の小笠原資料館へ行ってきました。
さすがにもう出来てから時間も経っているので、
たまにちらほらと人がいるだけで見学者は少なかったです。
不規則にうねるガラス張りの外壁は、大変な数の模型を製作し検討されたと聞いてますが、
書院との対比でしょうか・・・、しっくりとしています。
ただどうしてもすっきり納めてあるので汚れが気になりますが、
ガラスのMPGはきれいなままでした。
すべてを6本の柱で2階に持ち上げてスロープでのアプローチとなっています。
内部は緩やかな曲線を少し感じる程度で、いい感じです。
中に入るとホールから書院を一望できるように窓が切りとられています。
黒と白を部屋ごとに、床、壁、天井と変えて分節を明確にしています。
あまりにも人がいないので閉館しているかと思ってしまいました。
せっかくの建物が少し淋しげです。
横浜にある六つ川地域ケアプラザ
先日の所長の横浜の研修旅行のご報告で、今日は「六つ川地域ケアプラザ」です。
こちらは妹島和世さんの設計で、とても狭いどうしようもなく残ってしまった敷地に、
この「六つ川地域ケアプラザ」が建っていました。
写真が上手に撮れなかったので載せるのもためらいますが、横浜に行かれた際は是非、
ご自分の目で見ていただけたらと思います。
どうしても動線的には難しいことになっていますが、形はシンプルできれいです。
真ん中に構造体があり、窓側にかけてテンションをかけているのか外部周りには構造的なものもありませんでした。
素材の使い方などが「再春館」からの流れをくんでいました。
内部の写真もぱっとしませんが、ホント、申し訳ありません・・・。
写真が上手に撮れませんでした。
敷地の狭さでしょうが車のアプローチは大変そうでした。
「送迎車を建物中央に引き入れるために北側を5メートルほど開ける必要があったことと、
両側の5メートルのよう壁の影からなるべく逃れるためから、
長さ115メートル、高さ7メートルのこの建物を敷地の真ん中に置いています。」と概要にありました。
設計の際、色々、苦心されたんだと思います。
次回も建築のご紹介の予定です。