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ご挨拶

Housing

建築は、人と場所(空間)と時間との微妙な重なり合いがいろいろな顔を見せてくれます。

つまり建築するということは、場を読み時間を読み人を読むことなのです。

その中で住宅は、特に人との関わり合いの強いものです。家族、友人、知人のコミュニケーションの場であり
心を癒すプライベートの場でもあります。

そして住宅には、いつもの朝がありいつもの夜が訪れます。

日常が毎日、そして毎年続きます。

圧倒的に長い時間を過ごす住宅は、すごく人と時間に関わり合いをもっているのです。

人は朝日を浴びたすがすがしい空間で活力を得たり、沈む夕日を見ながらくつろいだり、人それぞれ
心地いいと思う時間・空間をもっています。

また、昔からあるものを少し残して「家」というものを家族の歴史として懐かしさ、温かさの感じられるものがいいと考える人もいます。

一人一人の心の中にあるものは様々です。

クライアントの言うことはよく聞いて、その中で矛盾や無理な要求に新たな発想で最適な案にします。

そしてクライアントの心に触れるような空間づくりをします。

そんな住宅の設計はなかなか難しいですが、建物が完成した時にクライアントと喜び会えるのがいいと思います。

そして10年、20年、30年経った時に、「本当に良かった!」と思える住宅を創りたいと考えています。