2016年10月
横須賀美術館
先週に引き続いて、今日は「横須賀美術館」のご紹介です。
事故の大渋滞にはまり、途中、予定を繰り上げながらここはどうしても見たいとの要望で、
予定より大幅に遅れましたが何とか閉館前に、薄暮の中、到着しました。
海沿いのロケーションもいいのですが、ガラスのシンプルな建物がとてもきれいです。
時間が押して、夕暮れになりましたが、明かりがついたミュージアムが見れて良かったのではと思います。
柔らかな光に包まれて、吹き抜けの一体空間になっています。
屋根面もガラスなのですが、ポーラ美術館とはまた違った良さがあります。
天井内も見えました。
室内の円形の穴から明りがここを通して屋根面から発光しています。
地形と一体化した建物は高さを低く抑えるためのようですが、約半分を地下に埋め込んであります。
今回 所長が訪れた横須賀美術館、こちらに行った際は、是非、私も見学したいと思います。
箱根にあるポーラ美術館
建築家 伊東豊雄氏が江南市にて講演会
建築家 伊東豊雄氏の講演会、テーマは「実現させる力 / 建築のプロセス」でした。
場所の力ということの話から始まりました。
そういうものから何か体に訴えかけてくるような場所をつくり込むことを考えるということです。
また、諏訪大社の御柱祭の話から国立競技場の落選案の話となり、
場所性を考え創り込んだという話をされてました。
おもしろくない幾何学のルールから独自のルールを導き出し建築を考えているという
最近の「伊東建築」の考え方だそうです。
僕は、頭の中にあるイメージをこのルールで置き換えて、説明できるいいシステムであるとは思います。
最後に、競技場の審査に関する不満のようなことを、「工期やコストばかりの話では おもしろい建築はできない。」という
話をされました。
初めて伊東氏の講演を聴きましたが、本などでイメージする、そのとおりの人でした。
箱根ラリック美術館
今年の研修は、「神奈川県内の建築探訪」で、先日、所長が行ってきましたのでご報告です。
入口にショップとレストランがあります。
そこから少し離れた所に、ミュージアムがあります。
ミュージアムは、木々の中、自然あふれる道を歩いて行くと、大きな入り口の扉と共に、切妻の建物が現れます。
フランス人であるラリックは、ジュエリーとガラス工芸 さまざまなジャンルの作品を手がけ、
自然を愛する人だったそうです。
こちらのレストランには、テラスもあり緑あふれる中での食事もできるそうです。
とても感じ良さそうでした。
今回は、予約不可のため、別のところでの食事となり残念でした。
晴れ渡った日で、オフホワイトのアースカラーの外壁は、緑青色の屋根が緑の中でとても綺麗でした。
次回は、ポーラ美術館をご紹介したいと思います。