HOME>BLOG>ぶらり建築

ぶらり建築

横浜にある東永谷地区センター

先日の所長の研修旅行で、伊東豊雄氏設計の「東永谷地区センター」を見てきました。
東永谷地区センター1


ケアプラザアと一体となった施設で、中庭をかいして動線も分離しています。
岐阜の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」につながっていくような外観、インテリアの考え方だと感じます。

東永谷地区センター2


シンプルなスクエアな形ですがいろんなところに伊東さんらしいところが感じられます。


ルーバー天井に丸く開けられた明りとりが、岐阜の「みんなの森 メディアコスモス」では
もう1つの要素が加えられたものになっています。

東永谷地区センター3

東永谷地区センター4

 

体育館も同じようなデザインでした。
窓際と億とは天井明りとりの数も違います。

東永谷地区センター5
東永谷地区センター6

 東永谷地区センター7


外観の階段も中々でした。
東永谷地区センター8


ハロウィンも終わり、すっかり秋となり11月に入りました。
次回も所長の研修旅行のご報告をしますので、是非、ご覧ください。

 

横須賀美術館

先週に引き続いて、今日は「横須賀美術館」のご紹介です。
 

事故の大渋滞にはまり、途中、予定を繰り上げながらここはどうしても見たいとの要望で、
予定より大幅に遅れましたが何とか閉館前に、薄暮の中、到着しました。

緑の前庭に輝くミュージアムが現れました。
横須賀美術館1

横須賀美術館2
横須賀美術館3


海沿いのロケーションもいいのですが、ガラスのシンプルな建物がとてもきれいです。
横須賀美術館4

横須賀美術館5
横須賀美術館6

 

時間が押して、夕暮れになりましたが、明かりがついたミュージアムが見れて良かったのではと思います。
柔らかな光に包まれて、吹き抜けの一体空間になっています。

横須賀美術館7
横須賀美術館8

 

横須賀美術館9
横須賀美術館10

 

横須賀美術館11
横須賀美術館12

 

屋根面もガラスなのですが、ポーラ美術館とはまた違った良さがあります。
天井内も見えました。
室内の円形の穴から明りがここを通して屋根面から発光しています。

横須賀美術館13
横須賀美術館14

地形と一体化した建物は高さを低く抑えるためのようですが、約半分を地下に埋め込んであります。
 

今回 所長が訪れた横須賀美術館、こちらに行った際は、是非、私も見学したいと思います。
 

 

箱根にあるポーラ美術館

アプローチの橋を渡るとガラス張りのエントランスが見えてきます。
箱根のポーラ美術館1

顔なしの彫刻が迎えてくれます。
箱根のポーラ美術館2

屋根、壁ともガラスの明るいエントランスです。
箱根のポーラ美術館3

館内で天井を見上げると、屋根面に水が流れてゆらいだ影が映し出されています。
わかりますでしょうか・・・。

箱根ラリック美術館4

ピットがあり下を覗くと免震であることがわかります。
美術館全体が地震から守られています。

箱根のポーラ美術館5

震なので成り立つのでしょうか、内部の柱は大変細いです。
箱根のポーラ美術館6

シンプルな螺旋階段です。
箱根のポーラ美術館7

作品は写真がオッケーなのが多くあります。

箱根のポーラ美術館8
箱根のポーラ美術館8

 

箱根のポーラ美術館9
箱根のポーラ美術館10
 

遊歩道は近年できたもののようです。
富士箱根伊豆国立公園内の自然を四季と共に楽しめそうです。
ポーラ美術館は写真も撮れますし、ゆっくりしたい時にオススメですね♪♪

建築家 伊東豊雄氏が江南市にて講演会

江南市にて伊東豊雄氏の講演会1

建築家 伊東豊雄氏の講演会、テーマは「実現させる力 / 建築のプロセス」でした。

場所の力ということの話から始まりました。
そういうものから何か体に訴えかけてくるような場所をつくり込むことを考えるということです。
また、諏訪大社の御柱祭の話から国立競技場の落選案の話となり、
場所性を考え創り込んだという話をされてました。
おもしろくない幾何学のルールから独自のルールを導き出し建築を考えているという
最近の「伊東建築」の考え方だそうです。
僕は、頭の中にあるイメージをこのルールで置き換えて、説明できるいいシステムであるとは思います。
最後に、競技場の審査に関する不満のようなことを、「工期やコストばかりの話では おもしろい建築はできない。」という
話をされました。
初めて伊東氏の講演を聴きましたが、本などでイメージする、そのとおりの人でした。

箱根ラリック美術館

今年の研修は、「神奈川県内の建築探訪」で、先日、所長が行ってきましたのでご報告です。
 

まず、「箱根ラリック美術館」です。
箱根ラリック美術館1


入口にショップとレストランがあります。

箱根ラリック美術館2
箱根ラリック美術館3

そこから少し離れた所に、ミュージアムがあります。
ミュージアムは、木々の中、自然あふれる道を歩いて行くと、大きな入り口の扉と共に、切妻の建物が現れます。

箱根ラリック美術館5
箱根ラリック美術館4

 

箱根ラリック美術館6
 

ミュージアムの入り口は、ラッリックを象徴してました。
箱根ラリック美術館7

フランス人であるラリックは、ジュエリーとガラス工芸 さまざまなジャンルの作品を手がけ、
自然を愛する人だったそうです。


こちらのレストランには、テラスもあり緑あふれる中での食事もできるそうです。
とても感じ良さそうでした。
今回は、予約不可のため、別のところでの食事となり残念でした。

晴れ渡った日で、オフホワイトのアースカラーの外壁は、緑青色の屋根が緑の中でとても綺麗でした。
 

次回は、ポーラ美術館をご紹介したいと思います。

 

みんなの森 ぎふメディアコスモス

伊東豊雄氏設計の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を見てきました。
 

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス1

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス2
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス3

 

 

この建築物で誰もが目を奪われるのは、2階の中央図書館の「木造の格子状の屋根」と、
「グローブ」と呼ばれる白っぽい半透明で大きくて床から浮かんだ逆さまの漏斗形状のかさですね。
このグローブは、上部トップライトから自然光の穏やかに室内に拡散させ、夜は照明のシェードになります。
また、上部に設けられた開閉式の水平窓を開けることで自然な風の流れを生み出し、
機会による空調ではなくエネルギーをかけずに2階の大空間を換気することができます。
木製の格子状の屋根は、ただの仕上げ材ではなく構造材として働いていて、
職人さんたちがヒノキの薄板を積層してビス留めを手作業で丁寧に取付けられたそうです。
ヒノキ材は全て岐阜県材「東濃ヒノキ」を使われているようですね。
設備がデザインとなり、素晴らしいです。

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス4

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス5

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス6
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス7
 
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス8
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス22

 

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス10
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス11

 

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス12
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス13

 

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス14
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス15

このように2階はワンフロア―に壁の間仕切りがなく、本棚も背が低いためより広く感じられ、
グローブのおかげで落ち着いた空間を実現し、自然の明るさのある居心地の良さを実感してきました。
そしてテラスもあり開放感もありました。

 

1階はエントランスから入るトヒノキの香りに包まれています。
市民活動交流センターや展示ギャラリー等の施設が入っていて、オープンで賑わいのある交流の場を感じとれました。

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス16
岐阜市のみんなの森ぎふメエディアコスモス17

 

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス18
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス19

 

岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス20
岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス21

 

滋賀県にある MIHO MUSEUM

時間があったので、I.M.ペイ氏設計のMIHO MUSEUM(ミホミュージアム)に初めて行ってきました。
 

セプション棟から坂を上がって行きます。
滋賀県にある MIHO MUSEUM1

山を貫くステンレスを使ったあやしく光るトンネル、曲線に曲げて直接見えないようにしてあります。
「時空を超えるトンネル」と言われているようです。

滋賀県にある MIHO MUSEUM2

トンネルを抜けると正面に入母屋の形態を取り入れたガラス張りのエントランス、この辺りはペイですね。
そして正面に風景が抜け山々の中に宗教建築が見えます。
導入部から美術館棟にいたるプロセスは、ここから見る宗教建築のためのものだとわかります。

滋賀県にある MIHO MUSEUM3
滋賀県にある MIHO MUSEUM4


導入部が長~いもったいぶった??建築・・・、
レセプション棟から美術館棟までの道のりがとても長かったです。
「設計のテーマは桃源郷。道に迷った漁民が仙境の楽園ー桃源郷を見つけ出すという、
陶 淵明の「桃花源記」に描かれた物語を、信楽の地に実現しました。」とありましたが、
実際に歩いてみて辿り着いたと、体験できたように思いました。

美術館棟は幾何学模様のガラス張りになっていて、明るい太陽の光が差し込みます。
滋賀県にある MIHO MUSEUM5
滋賀県にある MIHO MUSEUM6
滋賀県にある MIHO MUSEUM7
滋賀県にある MIHO MUSEUM8
滋賀県にある MIHO MUSEUM9

建築容積の80%以上を地中に埋設しています。
滋賀県にある MIHO MUSEUM10
滋賀県にある MIHO MUSEUM11

この時の展示は茶釜の特別展をやっていました。
少し前には伊藤若冲もやっていたみたいで、その時の方が個人的には良かったですかね・・・。

201688142520.JPG
滋賀県にある MIHO MUSEUM12

ただ、この建築を見るだけで十分な価値があり、とても素晴らしかったです。

帰路の美術館棟入口から吊り橋を見ました。
滋賀県にある MIHO MUSEUM13
 

京都御所

通年公開となった京都御所は、築地堀(ついじべい)で囲まれた南北約450メートル、東西約250メートルの方形で
面積11万平方メートルだそうで、本当に広い敷地でした。
京都御所は、その古来の内裏(天皇の居所を中心とする御殿)の形態を今日に保存している由緒あるもので、
現在のものは安政2年(1855年)の造営であり、紫宸殿を始めとし、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿などの
平安時代以降の建築様式の移りかわりをつぶさに見ることができます。
現在の京都御所は14世紀から明治2年までの間、歴代天皇が居住し、儀式、公務を執り行った場所だそうです。

中に入ってみますと・・・、
京都御所1

宜秋門(ぎしゅうもん)です。
京都御所2

御車寄です。
昇殿を許された者が正式に参内するときの玄関であり、屋根は檜皮葺き(ひわだぶき)です。

京都御所3

諸大夫(しょだいぶ)の間です。
正式な用向きで参内した時の控えの間です。

京都御所4

新御車寄8しんおくるまよせ)と月華門(げっかもん)です。
京都御所5

承明門(じょめいもん)です。
京都御所6

紫宸殿(ししんでん)です。
即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿であり、京都御所の象徴といえる存在だそうです。
京都御所7
京都御所12

建春門(けんしゅうもん)です。
京都御所7

清涼殿(せいりょうでん)です。
京都御所8

小御所(こごしょ)、御学問所(おがくもんしょ)、御常御殿(おつねごてん)です。
京都御所9

一番奥のお庭です。
京都御所10

御三間(おみま)です。
京都御所11

 

本当に立派な建築物で、こうやってたくさんの人が見れるようになって本当に良かったと思います。
機会があれば、是非、行ってみてください。
それにしても
暑い暑い日でした・・・(笑)

嵐山の渡月橋・竹林の小径

7月末のこんな暑い時にどこに行こうかと考えた末、嵐山に行ってきました。
桂川の水は橋の上から見てもとても澄んでいました。

嵐山の渡月橋

嵐山の渡月橋2


涼しさを求めて竹林の小径を散策してきました。
昼前でも驚くほどの観光客でいっぱいで外国人が多いという印象です。
短時間ではありましたが、さすがに暑さから逃れることができました。
ただ趣きを感じられらいくらいほどの暑い日でしたので、もし今度行く機会があるなら違う季節がいいですね・・・(笑)

嵐山の竹林の小径1

嵐山の竹林の小径2
嵐山の竹林の小径3

 

嵐山の竹林の小径3
嵐山の竹林の小径4


嵐電は四条大宮から嵐山までの運行だそうで、一度乗ってみたいものだと思いました♪
嵐山1

嵐山2
嵐山3


できたてのわらび餅を「峯嵐堂」でいただき、大変美味しかったですよ♪

嵐山のわらび餅1
嵐山のわらび餅2

 

 


 


 

名古屋の「四間道界隈」

「四間道」は名古屋駅から徒歩15分、国際センター駅から徒歩5分の堀川沿い(西側)にあります。
そんな四間道は、元禄13年(1700年)に発生した大火の後、商業町屋の防火を目的とし
道幅を四間(約7メートル)に広げたので、その名前がついたと言われてます。
石垣の上に建つ土蔵群と軒を連ねる町屋が通りに面して建ち並んでいます。

名古屋の四間道界隈1
名古屋の四間道界隈2

 

名古屋の四間道界隈3
名古屋の四間道界隈4


ここ数年にリノベーションした店舗が立ち並びます。

名古屋の四間道界隈5
名古屋の四間道界隈6

 

名古屋の四間道界隈7
名古屋の四間道界隈8


一本中に入った小路に、複数店舗が入った建物もありました。

名古屋の四間道界隈9
名古屋の四間道界隈10

 

名古屋の四間道界隈11
名古屋の四間道界隈12

 

古い民家の屋根瓦の上には屋根神さまが見られ、疫病や火災などの恐怖から身を守るために庶民が祈りを込めて作ったものです。
この屋根の上に小さな社を祀るという形態は名古屋独特のものだそうです。

名古屋の四間道界隈13
名古屋の四間道界隈14


帰りに食事したお店は、関谷酒造が経営する「圓谷」です。
300年以上経つ米問屋の蔵を改装したお店です。
とても混雑してて人気店のようですが、美味しいビールをいただいてきました♪♪

名古屋の四間道界隈15


また是非、「四間道界隈」を訪れようと思います。