BLOG
建築家 伊東豊雄氏が江南市にて講演会
建築家 伊東豊雄氏の講演会、テーマは「実現させる力 / 建築のプロセス」でした。
場所の力ということの話から始まりました。
そういうものから何か体に訴えかけてくるような場所をつくり込むことを考えるということです。
また、諏訪大社の御柱祭の話から国立競技場の落選案の話となり、
場所性を考え創り込んだという話をされてました。
おもしろくない幾何学のルールから独自のルールを導き出し建築を考えているという
最近の「伊東建築」の考え方だそうです。
僕は、頭の中にあるイメージをこのルールで置き換えて、説明できるいいシステムであるとは思います。
最後に、競技場の審査に関する不満のようなことを、「工期やコストばかりの話では おもしろい建築はできない。」という
話をされました。
初めて伊東氏の講演を聴きましたが、本などでイメージする、そのとおりの人でした。
箱根ラリック美術館
今年の研修は、「神奈川県内の建築探訪」で、先日、所長が行ってきましたのでご報告です。
入口にショップとレストランがあります。
そこから少し離れた所に、ミュージアムがあります。
ミュージアムは、木々の中、自然あふれる道を歩いて行くと、大きな入り口の扉と共に、切妻の建物が現れます。
フランス人であるラリックは、ジュエリーとガラス工芸 さまざまなジャンルの作品を手がけ、
自然を愛する人だったそうです。
こちらのレストランには、テラスもあり緑あふれる中での食事もできるそうです。
とても感じ良さそうでした。
今回は、予約不可のため、別のところでの食事となり残念でした。
晴れ渡った日で、オフホワイトのアースカラーの外壁は、緑青色の屋根が緑の中でとても綺麗でした。
次回は、ポーラ美術館をご紹介したいと思います。
キッチンハウス名古屋
キッチンハウス名古屋のショールームを久しぶりに見てきました。
ラグジュアリーで、個性的なトリュフビーチの扉のキッチンです。
こちらの扉は自然によって生まれた紋様で味わいがあり、カウンターの仕上げも特別な仕上げで、
とてもカッコ良かったです。
うちの事務所でも是非、採用したいものです。
トントンと扉を2回叩くと、ミーレの食器洗い機が出てきて、進化を感じます。
こちらはそのままVIPなパーティーもできそうです。
ヴィンテージシルバーの扉は、古木のような美しい木目に節や割れがある部分を用いられており、トレンドだそうです。
このカウンターの納まりがとっても気に入ってしまいました。
お料理がお好きな方が対話を楽しみながら出来立てを食べていただける理想のキッチンですね。
好きなお鍋や調理器具をあえて出したままみせる収納で、使いやすそうです。
キッチンのプランを考えるとワクワクします・・・。
プランする時にゴミ箱の位置はとっても大事です。
ココにゴミ箱はナイスだと思います。
こちらは手元を隠したり、見せない収納を好む方にとても人気だそうで、隠す収納も進化してます。
長く愛されているキッチン・・・、
男性が好みそうな、カウンターと扉までセラミックというキッチンです。
キッチン、ダイニング、リビングの一体空間としてどう暮らしたいかを
連想できるショールームです。
夢が膨らむばかりですね・・・。
最近の私は、「食の大切さ」を大事にしています。
そんな思いのある「キッチン」から考える家を、うちの事務所でも一緒に考えていきたいと思います。
いいご提案ができるよう、お待ちしてます。
みんなの森 ぎふメディアコスモス
伊東豊雄氏設計の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を見てきました。
この建築物で誰もが目を奪われるのは、2階の中央図書館の「木造の格子状の屋根」と、
「グローブ」と呼ばれる白っぽい半透明で大きくて床から浮かんだ逆さまの漏斗形状のかさですね。
このグローブは、上部トップライトから自然光の穏やかに室内に拡散させ、夜は照明のシェードになります。
また、上部に設けられた開閉式の水平窓を開けることで自然な風の流れを生み出し、
機会による空調ではなくエネルギーをかけずに2階の大空間を換気することができます。
木製の格子状の屋根は、ただの仕上げ材ではなく構造材として働いていて、
職人さんたちがヒノキの薄板を積層してビス留めを手作業で丁寧に取付けられたそうです。
ヒノキ材は全て岐阜県材「東濃ヒノキ」を使われているようですね。
設備がデザインとなり、素晴らしいです。
このように2階はワンフロア―に壁の間仕切りがなく、本棚も背が低いためより広く感じられ、
グローブのおかげで落ち着いた空間を実現し、自然の明るさのある居心地の良さを実感してきました。
そしてテラスもあり開放感もありました。
1階はエントランスから入るトヒノキの香りに包まれています。
市民活動交流センターや展示ギャラリー等の施設が入っていて、オープンで賑わいのある交流の場を感じとれました。
一宮にあるLIBERA
最近 人気のソファをスタッフさんに尋ねたところ、以前は壁を背にソファを置くのが一般的でしたが、
ここ数年は間取りの多様化によりお部屋の真ん中に置くようなソファを壁につけない配置が増えているため、
後ろから、また横から見ても様になるこちらのタイプが人気だそうです。
こちらも人気があるそうです。
こちらのような背面の高さを変えられるタイプも人気だそうです。
その他にもたくさんありました。
テーブルの高さを変えられるものがあり、食事に良さそうですね。
ダインニングテーブルセットとカップボードも豊富です。
家電をオープンに入れる収納スペースが設けてあるタイプも多く、とても実用的に考えられてあると思いました。
食器を含むインテリア雑貨がとても多くて、こちらも見応えがあります。
以前のお施主さんが家具をLIBERAさんで揃えられ、行ってみたかったんです・・・。
テレビボードは120種類あるそうですよ。
五感を楽しませてくれ、イメージが膨らみ、自分にピッタリのモノに出会えることと思います♪♪
是非、足を運んでみてください!
滋賀県にある MIHO MUSEUM
時間があったので、I.M.ペイ氏設計のMIHO MUSEUM(ミホミュージアム)に初めて行ってきました。
山を貫くステンレスを使ったあやしく光るトンネル、曲線に曲げて直接見えないようにしてあります。
「時空を超えるトンネル」と言われているようです。
トンネルを抜けると正面に入母屋の形態を取り入れたガラス張りのエントランス、この辺りはペイですね。
そして正面に風景が抜け山々の中に宗教建築が見えます。
導入部から美術館棟にいたるプロセスは、ここから見る宗教建築のためのものだとわかります。
導入部が長~いもったいぶった??建築・・・、
レセプション棟から美術館棟までの道のりがとても長かったです。
「設計のテーマは桃源郷。道に迷った漁民が仙境の楽園ー桃源郷を見つけ出すという、
陶 淵明の「桃花源記」に描かれた物語を、信楽の地に実現しました。」とありましたが、
実際に歩いてみて辿り着いたと、体験できたように思いました。
美術館棟は幾何学模様のガラス張りになっていて、明るい太陽の光が差し込みます。
この時の展示は茶釜の特別展をやっていました。
少し前には伊藤若冲もやっていたみたいで、その時の方が個人的には良かったですかね・・・。
ただ、この建築を見るだけで十分な価値があり、とても素晴らしかったです。
京都御所
通年公開となった京都御所は、築地堀(ついじべい)で囲まれた南北約450メートル、東西約250メートルの方形で
面積11万平方メートルだそうで、本当に広い敷地でした。
京都御所は、その古来の内裏(天皇の居所を中心とする御殿)の形態を今日に保存している由緒あるもので、
現在のものは安政2年(1855年)の造営であり、紫宸殿を始めとし、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿などの
平安時代以降の建築様式の移りかわりをつぶさに見ることができます。
現在の京都御所は14世紀から明治2年までの間、歴代天皇が居住し、儀式、公務を執り行った場所だそうです。
御車寄です。
昇殿を許された者が正式に参内するときの玄関であり、屋根は檜皮葺き(ひわだぶき)です。
諸大夫(しょだいぶ)の間です。
正式な用向きで参内した時の控えの間です。
紫宸殿(ししんでん)です。
即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿であり、京都御所の象徴といえる存在だそうです。
建春門(けんしゅうもん)です。
小御所(こごしょ)、御学問所(おがくもんしょ)、御常御殿(おつねごてん)です。
本当に立派な建築物で、こうやってたくさんの人が見れるようになって本当に良かったと思います。
機会があれば、是非、行ってみてください。
それにしても暑い暑い日でした・・・(笑)